「ハウルの動く城」は、「戦火の恋」をテーマにソフィーとハウルが戦時中においてどのように関係を築いていくのかを追ったファンタジー映画です。
ジブリ作品であることから、他のジブリ作品と同様に様々な都市伝説がささやかれており、中にはゾッとするような都市伝説も多くあります。
ハウルの動く城に関する都市伝説を知っておくことで、より作品を面白く感じられると思いますので、今回はハウルの動く城にまつわる都市伝説を10コほどご紹介していきたいと思います。
是非、ハウルの動く城に関する都市伝説を知って映画を見てみてくださいね。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?①:ソフィーの持つ不思議な力について
「ハウルの動く城」の主人公である少女ソフィーはとても不思議な力を持っていることをご存じでしょうか。
原作での設定では「ソフィーは生命を吹き込む魔法を持っている」とされています。
しかし、劇場版のハウルの動く城では、ソフィーがこの能力を使っているところがあまり明確に描かれていません。
なぜソフィーの能力について宮崎監督は曖昧な描写にしたのか、インタビューでこう答えています。
「問題点を他人や環境のせいにするのではなく、自分自身に応えがあることを知ってほしかったから」
この事からソフィーは単なる魔法使いのような存在ではなく、信じて努力する事で叶えられるものがある、と言った事を表現してるのではないかとされています。
現に、ラストのシーンでソフィーがハウルに心臓を返すシーンがあります。
本来ならそこでカルシファーは消えてしまう設定になっていたのですがその後もカルシファーは生きていました。
彼が生き延びたのもこのソフィーのカルシファーに対する消えないでほしいという念が叶い、命が吹き込まれたのではないかといった話があるようです。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?②:ソフィーが老婆になる呪いについて
では次の都市伝説です。
ソフィーは物語の初めに荒地の魔女から老婆になる魔法をかけられてしまいます。
その設定には実はある人の実体験が元になっているそうです。
その元になった人物というのがハウルの動く城の原作である『魔法使いハウルと火の悪魔』を書いた作者「ダイアナ・ウィン・ジョーンズ」です。
ジョーンズは牛乳を飲んだある日、髪が白髪に変わり、皮膚はしわしわの老人のようになる通常のアレルギーとは異なった牛乳アレルギーを突如として発症したそうです。
この様な実体験を元に、ジョーンズは突然少女が老婆の姿になってしまうといった話を思いついたのかもしれませんね。
一方、この呪いについては様々な考察がありますので後ほど詳しく解説していきたいと思います。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?③:戦争のシーンについて
では次の都市伝説です。
ハウルの動く城には原作があり「魔法使いハウルと火の悪魔」というファンタジー小説が元となっています。
前半は原作通りですが中盤以降はオリジナリティ溢れる作品になっています。
原作には戦争のシーンがないため、出てこないはずの戦争のシーンに沢山の賛否両論がありました。
原作者はストーリーの変更は宮崎監督の思うようにしてくれと言っていたようです。
しかし、賛否両論が上がることが分かっていながらも、なぜ宮崎監督は戦争シーンを取り入れたのでしょうか。
宮崎監督はこのような怖い戦争シーンを描くことは初めてではなく、過去のジブリ作品にも数々戦争シーンを採用しています。
代表的な「火垂るの墓」や、「風の谷のナウシカ」にも同様に、戦争が起きてしまうシーンが組み込まれています。
そういった過酷なシーンを描くことで生きるという事の大変さ、命の尊さを表現したい宮崎監督の思いがこめられているのではないかと言われています。
ちなみに、原作者からはハウルがどのような人であるのかといった性格的要素だけは変えないでくれと頼まれていたので、ハウルは原作を忠実に再現したキャラクターとなっています。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?④:ソフィーの性格について
では次の都市伝説です。
皆さんはソフィーにどのような印象を持っていますか?
きっとほとんどの人が「大人しい」「控えめ」「謙虚」「自信がなさそう」といったような印象を持っていると思います。
ではなぜヒロインであるソフィーは誰がみてもその様な印象を持たれるような少女として描かれているのでしょうか。
これにはある西洋のおとぎ話による迷信がからんでおり、
「長女は運がとても悪いから、何をしても成功できない」
ということから、ソフィーはこの迷信が本当なのではないかと信じ込んでしまっていること、妹のように輝けない自分に自信がないような大人しい少女として描かれているのではないかとされています。
現に妹はソフィーとは違ってとても活発そうで若々しい女性として描かれていますね。
しかし物語が進んでいくにつれ、ただの自信のない少女だったソフィーから、自分で色々な問題に向かっていく勇気のある賢明な少女へと成長していきます。
これも明るく優しいハウルと一緒に過ごして行くうちに少しずつ変わっていくソフィーの心情を表しているのではないかとされています。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?⑤:ソフィーの容姿の変化について
では次の都市伝説です。
先ほどソフィーの呪いについて少し触れましたが、物語の中でソフィーがお婆さんや少女へと姿を変える事を不思議に思ったことはないでしょうか。
この容姿がころころと変わる呪いが解けるタイミングには様々な考察があります。
考察では、初めから呪いにかかっていなかった、ハウルとであった時に呪いにかかっていた、ハウルと気持ちが通じ合った時に容姿が変化する呪いである、など様々な憶測が飛び交っていますが真相は定かではありません。
しかしこの呪いについては「ソフィーの気持ちによって容姿が変化する」といったような呪いがかかっているようです。
あるシーンをいくつかみてみると、サリマンにカッとなってハウルの良さを熱弁している時は我も忘れて熱弁しています。
このときのソフィーは元の少女に若返っているソフィーの姿です。
これはきっとハウルへの恋心が思わずサリマンへの反論に混じってでてきてしまっていることからの若返りではないかといえます。
しかしサリマンから「ハウルに恋をしているのね」といわれた途端に呪いをかけられた後の老婆に戻ってしまっています。
このことから、恋心に気付きハッと我に返り恋心を抑えた為なのでは?という見方があるようです。
また花畑のシーンでも綺麗な少女に戻っていますね。
これもハウルへの恋心から、ハウルと素敵なお花畑で過ごしている気分の高揚からなるものだと考えられます。
他にも、少女と老婆の姿の他にしわしわの老婆と生き生きとした老婆のような変化もあります。
これは塞ぎこみ自信がない心情のソフィーの姿と、目標や生きがいを見つけ過ごしていることからくる変化なのではないかとされているようです。
このように物語が進んでいくにつれてソフィーの姿が変化していく様は、ハウルの動く城での興味深い部分ではないかと思います。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?⑥:城が動く理由とは?
では次の都市伝説です。
タイトルにもなっているハウルの動く城ですが、原作は別の場所へと繋がる扉があるだけで動いてはいません。
確かに別の場所へと通ずる扉があれば動かす必要がないように思えます。
ではなぜ城をわざわざ動かす必要があったとかというと、二つの理由が関係しているようです。
まず一つ目は、女性の目から逃げるために城を動かしているのではないかということです。
実際に心臓を奪ってしまうシーンはありませんので、これは女性を惚れさせてしまう、つまり「心を奪われる」という意味合いが込められています。
つまり、ハウルに惚れた女性が沢山押しかけてきてくることから逃げるべく、城を動かしているということになります。
そして二つ目は、戦争やハウルを追っている政府などから逃げるためではないかとされています。
作品の中で何度か戦争シーンが描かれていますが、ハウルは本来臆病な性格です。
ハウルが怯えているシーンが作中でも描かれていますが、そんな戦争から逃げるべく出来るだけ遠くに、平和な世界を目指して動かしているのではないかとされています。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?⑦:カカシの呪いについて
では次の都市伝説です。
ソフィーがおばあさんの姿になって町をでた後すぐに出会い、生垣に挟まっているところをソフィーによって助けられます。
頭がカブ頭みたいということでソフィーからカブと名づけられたカカシでもあります。
その後もソフィーと共に行動し、時には体を張ってソフィー達を助けるシーンに感動した方もいるのではないかと思います。
特に、最後のシーンで愛する人(ソフィー)からの口付けでカカシの姿から凄くかっこいい王子への姿へ戻る様子はとても印象的でしたね。
そんなカブですが、正体は隣の国の王子というぼんやりとした設定があります。
ここで疑問です。
「カブは誰に呪いをかけられたのか」「どこの国の王子だったのか」ということです。
肝心な部分は劇場では明かされていませんが、実はその呪いをかけたのはサリマンではないかという噂があります。
サリマンは国を様々な面から操る黒幕的な存在ではないかとされています。
つまり、サリマンは戦争を起こすべく、王子に呪いをかけ、行方不明にしたのではないかということです。
隣国の王子が帰ってこない、行方不明だとなればその国は黙っていません。
本当かどうかはわかりませんが、そうなれば手段を選ばず自らの手は汚さないサリマンらしい戦略ですね。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?⑧:ヒンは味方?敵?
では次の都市伝説です。
ソフィーは、国王に会いに行く途中に「ヒン」と呼ばれる犬に出会います。
この場面では姿を変えて着いてきたハウルだと勘違いしてソフィーはヒンを抱えていきます。
しかしハウルではなかったヒンの正体は何なのでしょうか。
はっきりとした説明はでていないので作中から読み取ると、宮殿でサリマンの椅子の下へ歩いていってしまうことからサリマンの手下だとわかります。
そしてこの犬は自分がみている景色をサリマンの水晶へ映し出す事ができます。
ハウルの様子を探るべく、ソフィーの元へ送り込まれたスパイ的存在ですね。
そんなヒンですが、サリマンに「浮気者」といわれるシーンがあります。
なぜそのように言われたかというと、サリマンから情報を送るようにされていたヒンですがあまりにソフィーに懐いてしまい、その任務を途中でやめてしまったのです。
関わった者をどんどんと惹きつけてしまうソフィーにこのヒンもやられてしまったのではないかといった話があるようですね。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?⑨:荒地の魔女について
では次の都市伝説です。
荒地の魔女はハウルの心臓を狙っていましたが、なぜそこまでハウルに執着し、なぜハウルと知り合いだったのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
まず大前提として荒地の魔女というのは初めから悪い魔法使いだったというわけではなく、むしろ素晴らしい魔法使いだったと言われています。
それはサリマン自身も認めており、作中で荒地の魔女の事を昔は素晴らしい魔法使いだったといっています。
それでは、なぜ今のような悪い魔女になったかというと更なる力を求めて、悪魔と取引をしてしまった為に身も心も奪われてしまったとされています。
ハウルはサリマンの弟子であった事から、そんな魔女の噂をサリマンから聞いていたのでしょう。
かつては素晴らしい魔法使いだったといわれていた魔女に興味を持ち、自ら会いに行ったのではないかとされているようです。
しかし会いに行ったその頃にはもう魔女は悪魔との契約を結んでしまっていて、その姿に驚いてしまったハウルは逃げ出してしまったのではないかということです。
そして自分の前に現れたハウルはとても美しくとても優秀な魔法使いだったことから、荒地の魔女と契約した悪魔自身がハウルの心臓を求め、狙っていたのではないかとされています。
悪魔とは、より強い力を求め、次々と乗り移って行くイメージがありますよね。
素晴らしい荒地の魔女の力を手に入れた悪魔でしたが、目の前に更に魔力が強く若く美しいハウルが現れたことで、次はより強力なハウルと契約を結ぼうとしたのではないかとされています。
つまり荒地の魔女自身が美しいハウルに興味を持ち、ハウルを狙っていたのではなく、魔女と契約し乗っ取った荒地の魔女の中に潜む悪魔が次にハウルを狙っていたのではないかということです。
真相は定かではありませんが、荒地の魔女がソフィーらを諭したり、ソフィーらを守ろうとする一面を見ると、彼女自身がハウルを狙っているようには思いにくいのではないかと考えます。
ハウルの動く城の都市伝説は怖い?⑩:本来は宮崎駿監督ではなかった?
では、最後の都市伝説です。
ハウルの動く城は元々実は宮崎監督が撮る予定ではなかったという話があります。
では一体誰が撮る予定だったのでしょうか。
実はあの細田監督だったという話があります。
細田監督といえば代表的な「時をかける少女」や「おおかみこどもと雨と雪」といった素晴らしい作品を手がけています。
実はこの細田監督というのはスタジオジブリに入る事を希望していたようですが、宮崎監督にジブリにいてはあなたの才能が勿体ないといったようなとても名誉な落とされ方をしています。
その細田監督がハウルを作ろうとしていた、となればとても素晴らしい作品が生まれていたのでは?と思いますがなぜ監督が変わってしまったのでしょうか。
公式では細田監督の母親が体調不良になってしまった為とされていたようですが実はそうではないようです。
細田監督ではあの絶妙な魔法の世界観が作り込めなかったなどといった噂もあるようです。
しかし実際にはハウルの動く城に携わるスタッフ不足による製作の遅れや、ジブリ側との意見の違いから細田監督から宮崎監督にかわったのではないかとされています。
東映アニメーションに在籍していた細田監督が憧れであったスタジオジブリへ携わったものの途中で降板となればかなり落胆したでしょう。
真相ははっきりわかりませんが細田監督が手がけたイラストは、今もスタジオジブリに眠っているという噂です。
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ハウルの動く城の都市伝説は怖い部分もあれば魅力的な部分も盛りだくさん
今回は、ハウルの動く城に関する都市伝説についてご紹介していきました。
ソフィーの容姿の変化は感情の起伏によって変化するというのが通説ですが、真相ははっきりと分かってはいません。
但し、その容姿の変化によって内気なソフィーが大きく成長していく姿を捉えることができるのではないかという見方もできます。
こうした都市伝説を知ることでよりハウルの動く城を観たくなったという方もいるのではないかと思います。
是非、ツタヤディスカスを利用してもう一度ハウルの動く城を見返してみてはいかがでしょうか。
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