「もののけ姫にまつわる都市伝説が知りたい」
「違った視点からもののけ姫を見返したい」
などから都市伝説を知りたい方も多いのではないでしょうか。
実は、もののけ姫には様々な都市伝説があり、有名なものの中には「タタラ場がハンセン病患者の隔離施設だった」という噂があります。
他にも様々な都市伝説がありますので、今回はそのなかから知っておくとよりもののけ姫が面白くなる都市伝説を10個紹介していきます。
是非、都市伝説を知って改めてもののけ姫を見てみてくださいね。今よりもっともののけ姫が面白くなりますよ!
もののけ姫の都市伝説が怖い理由①:タタラ場はある病気の隔離施設が舞台?

最初の都市伝説はアシタカが負傷した男を背負い、はじめて辿り着くこのタタラ場についてです。
和気藹々とし、みんながエボシを敬い一致団結しているようなそんな印象のあるタタラ場ですが、このタタラ場にもとある噂が流れています。
それは「ハンセン病の隔離施設」が、タタラ場の元設定だったのではないかという噂です。
確かにタタラ場は周りが海に囲まれており、ぽつんとそびえ立っているイメージがあります。
またエボシの庭にある別邸には病気で寝込んでいるとされていた人や、包帯でぐるぐると巻かれた人が写るシーンもありました。
このシーンはタタラ場の中でも特に奥で隔離されているように映されています。ハンセン病の主な症状としては皮膚がただれてしまったり脱毛という症状があります。
一方で感染症とはされているものの、人を介してうつってしまうことはなく、感染力の低い感染症だとされています。
しかし、「ハンセン病は感染症だからうつる」「触ったり同じ場所にいるとうつる」といった誤った認識が広がり、長いことハンセン病患者は隔離されたり、ひどい差別を受けてきました。
エボシの庭で寝込んでいる人曰く、
「その人はわしらを人として扱ってくださったたった一人の人だ。わしらの病を恐れずわしらの腐った肉をあらい、布を巻いてくれた」
と発言しているように、エボシはハンセン病患者に対して差別は偏見なく同じ人として接している様子が分かります。
一見、自国の発展の為に森を壊している印象を持たれるエボシですが、女性に働き口を与え病気の人間を献身的に守る優しく強い女性だったのかもしれません。
このことからタタラ場=ハンセン病患者の隔離施設という噂はあるものの、本来は社会的弱者を守っていく場所であるということが考えられます。
もののけ姫の都市伝説が怖い理由②:エボシの設定について

2つ目の都市伝説は、先ほどのタタラ場の都市伝説でエボシについて少し触れたのですが、そのエボシの設定についてになります。
女性でタタラ場をひっぱるエボシですが、映画内では森を攻撃し、神殺しをしようとするシーンが多々あります。
特に最後の方のシーンでエボシがモロから片腕を噛み千切られてしまうシーンがありますが、
本来はそこで絶命する予定だった・・・
という説があります。
片腕をなくしながらも村の建て直しを誓うエボシが印象的でしたが、ではなぜエボシが生き伸びる設定へと変わったのでしょうか。
健常者と病人を分け隔てなく接し養い、男女共に差別することなく働き口を与えるエボシに宮崎駿監督が感情移入していったことで、エボシは生き延びたのではないかとされています。
ちなみに、エボシがなぜ女性禁制にも関わらず女性達を買い戻しているかという理由の一つに、エボシ自身が売られた女性であったからというものがあります。
自分と同じような生い立ちを持っていた女を買い戻したといわれたら確かに納得のいく設定なのではないかと考えられます。
もののけ姫の都市伝説が怖い理由③:サンとアシタカは実は一度死んでいる?

シシ神殺しが行われシシ神の首がとんだ後、沢山のどろどろとした液体に森中が埋め尽くされるシーンがありました。
作中であのどろどろに触れると死んでしまうという設定で、沢山のコダマ達やタタラ場の人々が一瞬で命を奪われていくそんなおぞましいシーンでしたね。
サンとアシタカもデイダラボッチ化したシシ神に首を返す際に、あのどろどろにまみれてしまいました。
しかし、一瞬で命を奪われるどころかそのまま首を返すことに成功し、また緑が咲いた森の中で目を覚ます、といった展開になっていました。
実はその時サンとアシタカは一度死んでしまっていたという話がでています。
一度2人の命は終わってしまったものの、生死を操るシシ神のおかげで2人の命は戻り、森やタタラ場の命も吹き返したのではないかとされています。
痣を治すのではなく一度殺してから生き返らせる・・・シシ神らしい生命の神様だからこそできることだったのではないかと思います。
そうなればラストシーンでアシタカの腕にあった痣が消えているのも納得ですね。
では、ここからは「怖く」はないですが、その他のもののけ姫の都市伝説をお送りしたいと思います!
もののけ姫の都市伝説④:アシタカの気持ち

アシタカと言えばサンとのシーンが印象的で、物語の終わりにもこれからも森で暮らすサンに向けて
「会いにいくよ、ヤックルに乗って」というように仲睦まじい姿をみせています。
しかし、そんなアシタカにも許嫁がいたとされています。
その許嫁と言うのが、物語の初めにでてくるアシタカの故郷のエミシ村にいる「カヤ」という娘です。
兄様と呼びながら駆け寄り「玉の小刀」を渡すのが印象的ですが、この玉の小刀はエミシ村の乙女が「変わらない心の証」として異性に贈るものだとされています。
そんな小刀をアシタカがサンに贈っている様子にファンの間では賛否両論があります。
ただし、この行為にはアシタカが村へ帰るという思いを断ち切ったという背景が理由の一つとして挙げられているのです。
アシタカが村を出る時にもう戻ることはない事をあらわすために断髪式を行っていることから、カヤもアシタカも互いの運命を受け入れつつ、カヤはもう戻ることはないであろう現実を受け止めているのです。
それとともに、アシタカの許嫁として「いつまでも私はあなたの事を思っています、どうか無事で生きられますように」と願いを込め、きっと小刀を自身の分身のような気持ちで託したのではないかと考えられます。
そして、サンになぜそんな大切なカヤの気持ちがこもった小刀を渡してしまったのかということについてですが、これは単純にアシタカがサンに心変わりしてしまったから・・
などという単純な理由でもないように私は感じました。
小刀にはカヤからアシタカへの深い愛が込められているのでしょう。
アシタカは、その愛をしっかりと受け止め、カヤを想っていることに変化はないと考えられます。
最後にサンに「会いに行くよ」と告げたのは、サンがこれから強く生きていけるようにという気持ちを込めて発したのであり、小刀があればいつでもサンはアシタカを想い出す事ができ、離れていても寂しさを和らげてくれるともいえます。
この小刀に関する話は色々と憶測が飛び交っているみたいなのですが、(中にはアシタカは浮気性だとかいう説も^^;)
この行為に正解はないと思いますので、是非皆さんも一度もののけ姫を見て考えてみてはいかがでしょうか。
もののけ姫の都市伝説⑤:コダマという生物は実は

そして、もののけ姫の都市伝説の中でも、物語の合間でたびたび出てくる森の精霊「コダマ」に関する都市伝説です。
それは、このコダマはのちのトトロに繋がる生物ではないかということです。
同じように森の精霊のような位置にいるコダマとトトロ、確かに存在自体は似ているように感じます。
そして最後のシーンで森が消えると共に沢山のコダマが消えていってしまったシーンを覚えていますか?
一見コダマも森と共にみんな消えてしまったように見えますが最後にぽつんと一人のコダマが映し出されるシーンがとても印象的です。
実は「もののけ姫はこうして生まれた」という書籍の中に、原画担当のスタッフからこのような発言があったそうです。
チビで1匹でいいから、コダマがノコノコ歩いてるやつ、最後にいれてくれって。それがトトロに変化したって(笑)。耳が生えたっていうの、どうですかね。(引用:『もののけ姫はこうして生まれた』)
この発言については宮崎駿監督が笑っていただけのようなので、この案が採用されたかどうかは分かりません。
ただ、『となりのトトロ』で登場する白いトトロに注目してみると半透明の体、メイに見つかったときに透明になるなど、コダマの特徴によく似ている部分があります。
真意は定かではありませんが、もののけ姫ととなりのトトロが同じ時間軸で繋がっているかもと考えると、作品に対してより奥深さを感じるかもしれませんね!
もののけ姫の都市伝説⑥:サンは一体何者?

そして、ヒロインであるサンに関しても都市伝説があります。
もののけ姫のヒロインであり山犬の娘として育てられたサンですが、人間であるサンの親は誰なのか疑問を持ったことはありませんか?
そんなサンの母親は、実はエボシなのではないかという噂があります。
実はサンの生い立ちには、森の中にタタラバを切り開く為に生贄に出されたという説があげられています。
なぜそのサンとエボシが繋がるかというと、サンを娘のように育てたモロはエボシ以外の人間のことをそこまで憎んではいないことが一部のシーンでみられます。
アシタカが森へきた時も人間だから森からでていけと促すものの、エボシのように食い殺そうという姿勢は見られません。
このことから、モロは森を削り、私利私欲のために娘までもを生贄に差し出したエボシを憎むが故の行動ではないかとされているのです。
もし、エボシの娘がサンであれば、サンはエボシのことを「森を破壊する憎い人間」としか認識してませんし、エボシの首を取ろうとする行為を見ると少し切ない話だといえます。
もののけ姫の都市伝説⑦:モロの尻尾が二本の理由とは?

もののけ姫の代表的キャラクターでもあり、ファンも多いモロの君についての都市伝説です。
とても大きな体にぴんと張った耳、鋭い歯には圧倒されるような貫禄がありつつ、サンを実の娘の様に思いやる母性的な優しい一面を持っているモロの君。
多くの人は「黙れ小僧!」というフレーズをきくだけで、鮮明にモロを思い出せる方も多いのではないかと思います。
そんなモロですが、なぜ尻尾が二本生えているのか不思議に思ったことはないでしょうか。
実はこのモロの尻尾について、公式ではなぜ尻尾が二本あるのか公表されていません。
しかし、憶測では九尾の狐という狐の妖怪は力を持つたびに尻尾が増えていくといった話や、猫は長生きすると尻尾が二つになり猫又になるという話があり、モロの尻尾が2本になってるのではないかという噂がでています。
確かにモロは300年もの時を生きていますし、山犬一族の他の狼は尻尾が1本ですがモロは山犬の大神とされていることから、力をもち秀でた存在であることを示しているのかもしれません。
もののけ姫の都市伝説⑧:モロと乙事主は意外な関係だった

モロと同じく、森の神守り神としての位置で何度も登場する乙事主。
沢山のイノシシたちを引き連れ、モロと同じく人の言葉を理解し最後まで森の為に戦った乙事主ですが、この乙事主とモロがかつては恋仲であったのではないかという噂があります。
これも公式では一切公表されていない設定ですが、宮崎監督曰く「100年前は仲よくしていた」という話があります。
人間に対する思いは一致していたものの、人間に対抗する方針で仲たがいになり別れてしまったという経緯があるようです。
そんな都市伝説を知ってた上で見ると、乙事主がタタリ神へとなってしまった時にモロが話す、
「言葉までも失ってしまったか」と呟くシーンは、モロのとても切ない気持ちが見え隠れしています。
つまり、このシーンはかつて恋仲だった相手が憎しみにまみれ、己を忘れ、もがき苦しむ様子からこうした発言となったのではないかと考えられます。
もののけ姫の都市伝説⑨:ジゴ坊の真意とは?

アシタカがエミシ村をでてから別の村に立ち寄った時、お米が買えなかった時に助けてくれるシーンで登場するジコ坊。
シシ神殺しでその後も幾度となく登場するキャラクターですが、なぜジコ坊が危険を犯してまでシシ神の首を狙っていたか物語の中で最後まで深く語られてません。
一見シシ神のもつ傷を癒したり、時によっては命を奪ったり、はたまた不老不死の力があるとされている力を手に入れたいという私利私欲の目的を果たすための集団のようにうつされています。また、シシ神の首はとある権力者に頼まれてとりにいったものという噂もあるようです。
権力者が不老不死の力を手に入れようと動くのはよくある話ですが、あそこまでの命の危険を伴いながらもシシ神の首を狙うジコ坊はかなりの腕前と度胸がありますし、裏で多大なお金が動いていそうですね。
ジコ坊のセリフで「いやぁ参った参った、バカには勝てん」というセリフがあります。
権力に動かされ数々の汚い世界を経験して神殺しを行うという、一見ただの悪役のようにみられるジコ坊。ですが、ただまっすぐ皆が平和に暮らせる理想の世界を追い求める心を持つアシタカをみて、ジコ坊なりにまっすぐ正義を追い求めて辿り着いた末に生まれたセリフなのかもしれません。
もののけ姫の都市伝説⑩:千と千尋の神隠しと関係がある?

ラストのアシタカとサンの会話「サンは森で私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ」と別々の場所で暮らすことを選んだ二人。
宮崎駿監督は「その後は2人たまに会っているようですよ」とコメントしていますが、その後2人には子供ができその後子孫ができているという都市伝説があります。
そのサンの子孫といわれているのが、「千と千尋の神隠し」の主人公である「千尋」ではないかという説です。
なぜ、このような噂がたったかというとこういった一説があります。
まず千と千尋の神隠しの話になりますが、千尋のフルネームは「荻野千尋」です。
そして作中で千尋は、「荻」の字の火という部分を犬という字に間違って書いてしまっています。
なぜわざわざ他の漢字でもなくその部分が犬になっているのか…。この部分から、宮崎駿監督が山「犬」の娘サンへ続く伏線をはっているのではないかとなったようです。
この話が本当であれば、サンは作中で「人間臭い」と言っており、千尋が作中で「人くさい」といわれる発言にも共通点が見られるのは、とても面白い点ですよね。
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もののけ姫の都市伝説には怖いものもあれば作品を面白くするものもある!

今回は、もののけ姫にまつわる都市伝説について、
- タタラ場はハンセン病患者の隔離施設だった
- エボシは死亡させる予定だった
- サンとアシタカは実は死んでいる
- アシタカはサンとカヤをそれぞれ大切に想っている
- コダマは後のトトロ
- サンはエボシの子
- モロの尻尾が二本なのは力の強い犬神だから
- モロと乙事主はかつての恋仲
- ジゴ坊はどこかでアシタカを認めていた
- サンとアシタカの子孫は千と千尋の神隠しの「千尋」
上記をご紹介していきました。
都市伝説には怖い一面もありますが、物語に隠されたメッセージ性も知ることができる面白さもあります。
また、都市伝説を知ることで違った側面から世界観を楽しむことができると思いますので、今回の記事を読んで是非もう一度「もののけ姫」を見てみることをおすすめします!
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