【風の谷のナウシカ】といえば、一度は見たことがあるという方も多い映画ですよね。
好きなジブリの作品は?と聞かれてナウシカと答える方も多いのではないでしょうか。
しかし、結論から申し上げると、風の谷のナウシカはジブリシリーズではありません。
今回は、ナウシカの制作にまつわる話やスタジオジブリの歴史をご紹介致します。
当記事を読めば、ナウシカがジブリじゃない理由がきっとわかるはずです。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
>>【風の谷のナウシカのキャラクターまとめ】これを読めば登場人物が全部わかる!
【風の谷のナウシカ】はジブリじゃないの?実は多くの人が勘違いしていた

冒頭でも述べた様に、ナウシカはジブリシリーズではありません。
しかし、実際に「ナウシカ」「ジブリ」という言葉で検索をしてみると、以下の様な質問がありましたので、ご紹介いたします。
『風の谷のナウシカ』はジブリではないのですか?
Yahoo!知恵袋
だとしたら、一番初めのジブリは『天空の城ラピュタ』ですか?
でも、宮崎駿が手がけた初めの映画は『風の谷のナウシカ』ですか?
この質問のように、風の谷のナウシカは、なぜジブリではないのかという疑問をお持ちの方は多いようです。
これより、ナウシカがジブリシリーズではない理由を解説いたします。ぜひ続きを読んでみて下さいね。
>>風の谷のナウシカで登場する人間は人造人間?都市伝説15選と共に裏設定を解説!
【風の谷のナウシカ】を制作したのはトップクラフトという会社だった

風の谷のナウシカは、トップクラフトという会社が制作した映画です。
トップクラフトは1972年に設立され、後にスタジオジブリの設立へ向けて改組、事実上の解散となるまでアニメーション制作を行っていました。
つまり、トップクラフトはジブリの前身の会社という事になります。
また、設立者である原徹は、かつて東映動画で製作管理を担当していました。その頃に関わった作品で、宮崎駿と高畑勲に出会います。
宮崎駿は当初、ナウシカの制作を別の会社で行うつもりでした。
しかし、予定していた会社に断られてしまった為、旧知の仲であり、親交のあった原徹に相談し、トップクラフトにてナウシカを制作する事になったのです。
スタジオジブリは【風の谷のナウシカ】の功績が認められて設立された

風の谷のナウシカの興行収入は14.8億円、動員数は約91万5千人で、当時公開された映画の中では成功したと言われています。
そして、この功績が認められた結果、徳間書店の出資をうけ、1985年にスタジオジブリが設立されました。
今でこそ、宮崎駿や高畑勲の作品には大勢のファンがいますが、当時の2人は知る人ぞしる天才といった存在でした。
その存在を世に送り出したのが、ナウシカを連載していたアニメージュの編集者であり、現在はスタジオジブリの代表取締役プロデューサーを務める鈴木敏夫です。
鈴木敏夫は宮崎駿と高畑勲の才能を早期に見出していました。ナウシカの成功をうけた徳間書店は、宮崎、高畑の2人が中心となってアニメーション制作を行えるようにとスタジオジブリを設立したのです。
【風の谷のナウシカ】がジブリ作品として紹介される2つの理由

厳密に言えば、ジブリシリーズではない風の谷のナウシカですが、テレビなどではジブリの作品として紹介されていますよね。なぜナウシカがジブリシリーズの一つとして紹介されるのか、考えられる2つの理由をお伝えします。
1. ジブリの歴史の原点になっているから
1つ目の理由は、ジブリシリーズの原点といえる作品だからです。
前項でも述べたように、スタジオジブリはナウシカの功績により設立されました。実際に、公式サイトの年表においても、風の谷のナウシカの公開が起点となって掲載されているので、会社としても、ナウシカをジブリシリーズの原点と見なしているのだと思われます。
制作こそ違えど、ナウシカはジブリシリーズの歴史を語るうえで欠かせない作品であるため、テレビなどでの紹介の際も、ジブリシリーズの一つという位置づけになっているのではないでしょうか。
2. スタジオジブリに営業権があるから
2つ目の理由は、徳間書店から作品に関する営業権が移行されたからです。
徳間書店の子会社として設立されたスタジオジブリですが、2005年に徳間書店から完全に独立しました。その際、ジブリシリーズの営業権を買い取っており、ナウシカの権利も一緒に移行されています。
そのため、現在は正式なジブリシリーズとしてテレビや雑誌などで扱う事ができるのではないでしょうか。
最初のスタジオジブリの作品は【天空の城ラピュタ】

1985年にスタジオジブリが設立された後、記念すべき第一作目として、1986年に【天空の城ラピュタ】が公開されました。
風の谷のナウシカと同じく、宮崎駿が監督を務め、高畑勲がプロデューサーを務めました。音楽は久石譲が担当しましたが、主題歌の「きみをのせて」は、誰もが一度は耳にした事があるのではないでしょうか。
ラピュタの興行収入は11.6億円とナウシカには及ばず、他のジブリ作品と比較しても、爆発的なヒット作品だったとはいえません。
しかし、スタジオジブリはラピュタ以降も作品を作り続け、着実にファンを増やしていきました。その結果、ラピュタは公開から30年以上たった今でもテレビで放送され、SNSでも度々話題となる人気作となっています。
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スタジオジブリには【風の谷のナウシカ】や【天空の城ラピュタ】以外にも、素敵な作品が多数あります。もっとスタジオジブリの作品を楽しみたいという方には、TSUTAYADISCASがおすすめです。
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【風の谷のナウシカ】はスタジオジブリ制作ではなかった

【風の谷のナウシカ】は、トップクラフトというアニメーション制作会社によって制作された作品です。スタジオジブリの前身の会社にあたるので、ナウシカは厳密にいうとジブリではないという事になります。
また、トップクラフトはスタジオジブリに改組される形で、映画公開の翌年に解散しているため、現在は存在していません。
ナウシカがジブリだと思っている方が多いのは、ナウシカの本来の制作会社が認識される前に解散となり、ジブリシリーズとして紹介されている事が要因となっているのかもしれません。
まだまだ、ナウシカがジブリシリーズではないという事実の認知度は低い為、当記事を参考に、話題にしてみてはいかがでしょうか。
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