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【天空の城ラピュタ】パズーが天涯孤独になった理由。父はなぜ亡くなった?

『天空の城ラピュタ』は少年少女の冒険物語です。空に浮かぶ「ラピュタ」を探しに軍や海賊に追われながらも逃げ、戦って、前に進むパズーとシータ。一生懸命に頑張る2人に心が打たれます。

今回は主人公の1人、パズーに焦点を当てます。実は、パズーはジブリ作品の中でも「かっこいい男」として人気が高いキャラクター

人気が高い理由や、宮崎駿監督が彼に期待したことなど、パズーのことがわかる記事となっています。ぜひご覧ください。

>>天空の城ラピュタの登場人物・年齢を徹底解説!あのキャラの本名や家族構成は?

※映画作品や小説のネタバレを含みます。

目次

パズーは機械工として働く10代前半の男の子

出典:スタジオジブリ

パズーは10代前半という若さで機械工の見習いをしている男の子です。

茶色の帽子にお父さんのゴーグルをつけ、斜めがけカバンを持っています。ちなみにこのカバンから物がたくさんでてくるため、シータからは「わぁ、パズーのカバンて魔法のカバンみたいね」と言われていました。

パズーは1人で暮らしており、家事に洗濯、ハトの世話もこなしています。10代前半という年齢にもかかわらず、立派ですよね。見ていて応援したくなります。

パズーの名前の由来は船乗り?宮崎駿監督が名付けた!

出典:スタジオジブリ

パズーの名前の由来は、宮崎駿監督が学生時代に考えた「船乗り」の名前です。

また監督は企画原案のなかで次のようにいっています。

『天空の城ラピュタ』の目指すものは、若い観客たちが、まず心をほぐし、楽しみ、よろこぶ映画である。笑いと涙、真情あふれる素直な心、現在もっともクサイとされるもの、しかし実は観客達が自分自身気づいていなくてももっとも望んでいる心のふれあい、相手への献身、友情、自らの信ずるものへひたむきに進んでいく少年の理想を、てらわずに、しかも今日の観客に通ずる言葉で語ることである」

「相手への献身、友情、自らの信ずるものへひたむきに進んでいく少年の理想」は、まさにパズーのこと。パズーは宮崎駿監督の理想が詰まったキャラクターです。

パズーの日課は朝のトランペットとハトの世話

出典:スタジオジブリ

パズーの日課は、朝のトランペットとハトの世話です。

演奏理由については両親を弔うためや、スラッグ渓谷の人々に朝を知らせるためなど諸説ありますが確かではありません。

ちなみに演奏しているのは『天空の城ラピュタ』のサウンドトラックに収録されている「ハトと少年(スラッグ渓谷の朝)」という曲です。

パズーは演奏後、ハトにエサをあげます。映画の中ではエサを待ちきれずにじゃれるハトの姿が見られます。ハトと戯れるパズーとシータが可愛いシーンですよ。

パズーは天涯孤独!両親が亡くなった理由は事故?

出典:スタジオジブリ

パズーは幼い頃に両親を亡くしています。父親は冒険家で、嵐の中でラピュタに出会った人物。再びラピュタを見つけたいと考えていましたが、資金集め中に命を落としたと言われています。

映画の中では母親の死因については触れられていません。家に写真が飾られているだけになっています。

お父さんが亡くなる前なのか、亡くなった後に命を落としているのか、分からないままです。いずれにせよ、10代前半の男の子には悲しく辛い出来事ですね。

パズーは理想の男性?人気がある4つの理由

出典:スタジオジブリ

数あるジブリ作品の中で、パズーは10代前半という若さで理想の男性だと言われています。

なぜここまで人気が高いのでしょうか。

1. 空から落ちてきたシータに優しい言葉をかける

物語の序盤、『天空の城ラピュタ』でも有名な空からシータが落ちてくるシーン。

シータを受け止め、パズーは自分の家に寝かせてあげました。

そして、起きてきたシータに「天使かと思っていた…」というニュアンスの言葉をかけています。

女の子に対して、このような優しい言葉をかけてあげられる人は多くはないですよね

軍や海賊に襲われて不安でいっぱいのシータも、パズーの存在に助けられたのではないでしょうか。

2. 顔が広く、人脈がある

パズーはスラッグ渓谷の人々にも顔が広く、いざとなったら助けてくれる人がたくさんいます。

実際に軍や海賊に追われているときは、親方やおかみさん、機関手など町の人が助けてくれました。石の声が聞こえるという不思議なおじいさん「ポムじいさん」ともパズーは面識があります。

町の人は天涯孤独のパズーの身をあんじて心配しているのかもしれませんが、明るく素直なパズーだからこそ、愛されているのでしょう

3. 家事に仕事になんでもこなせる

1人で暮らしているパズーは、洗濯はもちろん、料理や掃除もできる男の子です。

ちなみにパズーが物語の中でシータにあげる目玉焼きが乗ったパンは、「ジブリ飯」としても人気があります。食べてみたいですね。

パズーは仕事の要領もよい男で、理解も早く飲み込みが早いため海賊ドーラ一家の船に乗った後もその仕事ぶりが高く評価されていました。

家事も仕事もなんでもできるパズーは、女性からみて好印象なのではないでしょうか。

4. 勇敢で敵にも負けずに立ち向かう

パズーは、会ったばかりの女の子を軍や海賊の手から必死に逃がそうとします。

シータが軍に捕まった際も、ムスカたちに向かって抵抗をしていました。

ドーラ一家が捕まり、シータはムスカと同じ空間にいるという絶望的な状況では、ドーラ一家を拘束していた縄を外し、シータを1人で助けにいきます

普通ならドーラに援護を頼んでもよいと思いますが、パズーは皆は逃げて!と逃がそうとします。1人でも果敢に敵に挑む姿はかっこいいですよね

パズーがラピュタを探す理由は「父の汚名を晴らすため」

出典:スタジオジブリ

パズーはシータに出会う前からラピュタを探していました。その理由は父の汚名を晴らすため

パズーの父親はラピュタを再び見るため、資金集めをしている最中に命を落とした人。周囲はラピュタの存在を信じずに父親を「詐欺師」呼ばわりしていました。パズーも「父さんは詐欺師扱いされて死んじゃった」と言っています。

父親が酷く言われるのは、子供にとって許せないことですよね。父の汚名を払拭しようと奮闘するパズーを応援したくなります。

パズーとシータが出会ったシーン

出典:スタジオジブリ

『天空の城ラピュタ』の有名なシーンの一つに、空から落ちてきたシータをパズーが受け止めるシーンがあります。

シータが空から落ちてきた時、パズーは仕事の休憩時間にお昼ごはんを買っていました。

買い物の最中、パズーは遠くの空で人のようなものがゆっくりと落ちてきているのを確認するなり、パズーは急いで駆け寄っていきます。得体の知れない少女なのに、彼は怪しむこともありません。

物語が動くことを予感させる名シーンです。

>>【天空の城ラピュタ】シータの年齢や本名は?空から落ちてきた理由についても解説

パズーの声優は田中真弓さん

パズーの声をつとめていたのは、田中真弓さんという女性です。

パズーは男の子ですが、女性が声を吹き込んでいたのですね。

田中真弓さんは、他にも『ONE PIECE』のルフィや、『ドラゴンボール』のクリリンなど人気アニメの声を担当をしています。

女性としては少し低めの声をしており、子供や少年の声が得意なのだそう。

アニメの声優だけでなく、『クイズ!ヘキサゴン』のナレーションや舞台女優など幅広く活躍されています。

>>天空の城ラピュタ声優一覧まとめ!実は豪華声優陣が勢揃いしていた?

天空の城ラピュタのパズーのかっこいい名セリフ

出典:スタジオジブリ

『天空の城ラピュタ』のパズーはかっこいいキャラクター。名シーンと共に、人気でかっこいいセリフをご紹介します。

>>天空の城ラピュタの名言17選!「バルス」だけじゃない名セリフや金ローの名言ランキングも紹介

1. 「どうやら人間みたいだ。さっきまでひょっとすると天使じゃないかって心配してたんだ」

パズーが空から落ちてきたシータを保護した後、目覚めた彼女にかけた言葉です。

10代前半の男の子が同年代の女の子に向かって「ひょっとすると天使じゃないかって心配してたんだ」なんて言えるでしょうか。パズーの真っ直ぐな性格から自然とでた、ズルいセリフです。

このセリフを聞いて、ときめいた人も多いことでしょう。

2. 「シータ!!」「パズー!!」

軍隊に囚われていたシータは、混乱に乗じて塔の上に逃げますが、塔は炎が燃え盛り飛び降りるしかない状態でした。

危機的状況のシータを救うため、パズーは小型飛行機のお尻に足をかけて、まるでサーカスの空中ブランコのように飛んだシータを逆さまの状態でキャッチします。

シータの度胸もすごいですが、パズーのシータを助けようという強い思いが成せた技でしょう。

緊迫感もあり、このシーンのパズーは一段とかっこよく見えます。

3. 「ちがうよ、あの石のおかげでぼくはシータに会えたんだもの」

シータは飛行石のせいで自分がパズーに迷惑をかけていると責めます。

あんな石、早く捨ててしまえば良かった」と嘆くシータに対して、パズーは「ちがうよ、あの石のおかげでぼくはシータに会えたんだもの」と声をかけ、「それではラピュタは無くならない。飛行技術がどんどん進歩しているから結局は見つかるんだ。今逃げ出したらずっと追われることになる」と続けます。

シータを慰めつつも、それでは現実は変わらないと話すパズーは、きっとシータの心の支えであったことでしょう。

4.  「バルス!」

https://twitter.com/kinro_ntv/status/1167444522516635648

「バルス」はラピュタ語で「滅び」を意味する言葉。

ムスカに追い詰められたシーンで、パズーとシータが一緒にこの呪文を唱えます。

シータにとって、この呪文を放つことはとても勇気がいったと思います。

パズーが一緒に手を合わせて唱えたことで、後押しされたはずです。

この「バルス」という言葉は非常に人気でTwitterなどでは再放送される度に「バルス祭り」が開催されています。興味ある方は、こちらの記事も見てみてください。

>>天空の城ラピュタの「バルス」に意味や語源はある?ツイッターの「バルス祭り」も解説

天空の城ラピュタのパズーを見るならツタヤディスカス!

出典:スタジオジブリ

『天空の城ラピュタ』を見るなら、『ツタヤディスカス』がおすすめ。

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天空の城ラピュタのパズーは天涯孤独でも頑張るかっこいいキャラクター

出典:スタジオジブリ

『天空の城ラピュタ』に登場するパズーは、10代前半と若くして天涯孤独の辛い境遇にある男の子。しかしその性格は明るく真っ直ぐで、見る人が応援したくなるキャラクターです。映画の中のシータを励まし、助けるシーンは必見ですよ。

パズーは宮崎駿監督が考えた「相手への献身、友情、自らの信ずるものへひたむきに進んでいく少年の理想」がまさに体現されています。

ぜひ『天空の城ラピュタ』をみて、パズーのかっこよさを体感してみてください。

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