ジブリを代表する名作「となりのトトロ」。トトロの世界には私たちの心を躍らせる自然豊かな風景が描かれています。
その舞台のモデルが埼玉県所沢市を中心とした場所にあることはご存じですか?トトロファンであれば、一度はあの舞台となった場所を訪れてみたいですよね。
そこでこの記事では、トトロの舞台や、モデルとなった場所をシーンごとに紹介していきます。トトロのあのシーンはどこがモデルとなっているのかがわかるので、トトロ好きの方はぜひ最後まで読んでみてください!
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トトロの舞台はどこ?まずはあらすじをチェック!
となりのトトロは、松郷という自然豊かな田舎を舞台に、小学生のさつきと4才の妹メイが、子供にしか見えない不思議な生き物に出会うというもの。
めいは塚森で出会った森の主に「トトロ」と名付けます。そんなトトロには、空を飛んだり大木を実らせたりといった不思議な力があり、さつきとめいは夢のような一夏を過ごします。
作中の舞台には実在するスポットも多く描かれているため、ストーリーと合わせて注目してみてください。
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トトロの舞台は所沢市の「狭山丘陵」!
さつきとメイが引っ越してきたのは自然豊かな田舎ですが、舞台のモデルとなっているのは埼玉県所沢市の挟山丘陵と言われています。
挟山丘陵は東京と埼玉の間に位置する3,500ヘクタールもある広大な丘陵です。自然豊かな風景は、トトロが住む森を連想させてくれます。
となりのトトロの舞台と話題になったことから、挟山丘陵改め、「トトロの森」とも呼ばれており、地元民だけでなくジブリファンからも愛されている地です。
挟山丘陵がある所沢は、となりのトトロの監督である宮崎駿が長年住んでいる地ということもあり、作品作りに多くインスピレーションを受けているそう。そのため、作中には所沢にあるスポットをモデルとしたシーンが複数登場するようです。
【シーン別】トトロのモデルとなったスポットを紹介!
となりのトトロには、挟山丘陵以外にも実在するスポットをモデルとしている場所が複数登場すると言われています。そこで以下では、モデルとなったスポットをシーン別にご紹介していきます。
何気なく見ていたあのシーンにもモデルとなった場所があるとわかれば、よりとなりのトトロを楽しめるでしょう。ジブリファンで旅行好きの方は、ぜひチェックしてみてください。
となりのトトロのモデル1:メイとさつきが引っ越してきた町「松郷」
メイとさつきが引っ越した「松郷」という町は、所沢市に実在する地名です。現在の所沢市松郷は開発が進んでいるため、作中のような自然は残念ながら見られません。
ただ、所沢に住んでいた宮崎駿監督が、何かしらのインスピレーションを受けてこの地名を選んだと考えられます。挟山丘陵から車で25分程度と近いため、旅行好きのジブリファンは一度訪れてみるといいでしょう。
となりのトトロのモデル2:お母さんが入院している病院「新山手病院」
作中では、メイとさつきのお母さんが入院しているのは七国山病院となっています。トトロの舞台とされている挟山丘陵の東端には、「八国山緑地」という場所があり、これを文字って七国山になったんだとか。
そして、八国山緑地には「新山手病院」があり、ここが七国山病院のモデルとされています。メイとさつきのお母さんの病名は明かされていませんが、ジブリファンの間では「結核なのでは?」と噂されています。
となりのトトロの時代設定は昭和30年代前半ですが、この頃の新山手病院は結核療養を行う施設でした。もし、お母さんの病気が結核であれば、七国山病院のモデルが新山手病院であるという説も真実味が増しますよね。
現在の新山手病院は作中のような木造の病院ではありませんが、となりのトトロの時代から現在までの発展を感じられるでしょう。
となりのトトロのモデル3:トトロの住む森のモデル「白旗塚」

作中でトトロは、メイとさつきの家の裏にある「塚森」に住んでいます。この塚森は、所沢市にある「白旗塚」がモデルになっているようです。
白旗塚には、メイが中トトロと小トトロを追いかける坂道にそっくりな階段があり、その先にはトトロの寝床やオカリナを吹く場所などで度々登場するクスノキもあります。
この白旗塚は、「小手指原古戦場」とも呼ばれており、南北朝時代に新田義貞と鎌倉幕府が戦っていた戦場で、心霊スポットとしても有名な場所です。
ただ、作中でメイが駆け回るような茂みや迷路はなく塚も低めになっているため、気軽に風景を楽しむことができ、聖地巡礼で訪れる人も多いスポットになっています。
となりのトトロのモデル4:カンタとサツキたちが雨宿りした場所「上安松地蔵尊」
学校帰りの急な雨に困っていたさつきとメイに、カンタが傘を差し出すシーン。さつきをからかっていたカンタの不器用な優しさに、胸キュンしたという方も多いのではないでしょうか?
この印象的なシーンでさつきとメイが雨宿りしていた場所は、所沢市七曲通りの端にある「上安松地蔵尊」がモデルになっていると言われています。
上安松地蔵尊は大きな交差点の脇にあり、道標としての役割も果たしているそうです。存在感があり綺麗に手入れされているため、地元民から愛されていることがわかります。
となりのトトロのモデル5:ねこバスが現れるバス停「稲荷町停留所」
作中で「稲荷前」というバス停で、さつきとメイがお父さんを待っているところに、トトロが現れるシーンがあります。さつきが借した傘に落ちる雨の音に喜ぶ姿がなんとも可愛らしいシーンです。そしてこの稲荷前はネコバスが現れるバス停でもあります。
稲荷前のモデルと言われているのは、所沢市にある「稲荷町停留所」です。作中の稲荷前には側に森がありますが、稲荷町停留所見晴らしのいい畑が広がっています。
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となりのトトロをもう一度見るならここ!

舞台となった場所がわかれば、もう一度となりのトトロを見て確かめたいですよね。残念ながら、となりのトトロはNetflixやAmazonプライムといったサブスクでは配信されていません。
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トトロの舞台は所沢にあった!
となりのトトロの舞台は、宮崎駿監督が過ごした所沢市の狭山丘陵を中心に、複数箇所がモデルとなっているようです。車などを利用すれば、ご紹介した全ての場所を1日で巡礼することも可能でしょう。
となりのトトロの世界をより楽しみたい方は、ご紹介したスポットをチェックしながら、もう一度映画を視聴してみるのはいかがでしょうか?
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