国民的なジブリ作品の「となりのトトロ」。サツキとメイの真夏の大冒険の物語は、見ていてワクワクし、どこか懐かしい思いにさせてくれます。
そんな物語の中でサツキやメイを気にかけてくれるおばあちゃんは、実はカンタのおばあちゃんです。
年齢は非公開。声優さんは北林谷栄さんがつとめていました。
この記事ではより深く、となりのトトロを楽しめるように、おばあちゃんについて掘り下げていきます。ぜひ読んでみてくださいね。
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【トトロ】おばあちゃんはカンタの祖母
となりのトトロに登場するおばあちゃんは、サツキの同級生の男の子「カンタ」のおばあちゃんです。名前はなく、カンタのおばあちゃんとしか設定されていません。
カンタの苗字が「大垣」のため、おばあちゃんの苗字は大垣であることだけ分かっています。方言をはなしているのが特徴的ですよね。
普段は畑仕事をしており、サツキとメイが引っ越ししてきたお家の管理も行っていたようです。結構働きもののおばあちゃんでした。
気になるおばあちゃんの年齢は、劇中では触れられていません。推定80歳くらいとも言われていますが、確証がないのが現状です。見た目や話し方からして、60歳以上ではあると思います。
【トトロ】カンタのおばあちゃんは優しい性格の持ち主
カンタのおばあちゃんはカンタには少し手厳しいものの、サツキとメイに対しては優しい性格の持ち主です。おばあちゃんが優しいと感じた3つのシーンをご紹介していきます。
1. 引っ越しを手伝ってくれる
カンタのおばあちゃんは、引っ越してきた草壁家の掃除や荷ほどきを手伝ってくれていました。
もともとお家の管理人ではありますが、おばあちゃんの優しさですよね。お母さんが入院中で、家にはお父さんと幼い子ども2人しかいなかったことも一因かもしれません。
どちらにせよ、おばあちゃんの親切心からきている行動だったと思います。
2. 泣いているサツキを慰める
仮退院できる予定だったお母さんが風邪のため仮退院できなくなったと知らされて、思わず泣いてしまったサツキを慰めるシーン。ちょっとした風邪だろう、次の土曜日には帰ってくるよ、と優しくサツキに声をかけます。
お母さんが死んじゃうかもしれないというサツキの言葉にも、「こんなかわいい子たちをおいて、どこのだれが死ねっかい」と慰めていました。
サツキはこのおばあちゃんの優しい言葉に救われていたことでしょう。
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3. 迷子になったメイを探す
おばあちゃんは、迷子になったメイを必死に探しています。
「メイちゃーーーん、メーーーイちゃーーーん!」とメイを探すおばあちゃんのシーンでは、その声から必死さが現れていました。
池に浮いていた女の子のサンダルをメイのものだと勘違いして慌てるおばあちゃんも、必死だったからこその行動でした。
【トトロ】おばあちゃんにはまっくろくろすけが見えていた
サツキとメイには見えていたまっくろくろすけは、カンタのおばあちゃんも幼い頃は見えていました。
ボロ家を探索していたサツキとメイの手足が真っ黒になっていたのを見て、「こりゃ、ススワタリがでたな」といっています。
おばあちゃんは、まっくろくろすけのことをススワタリと呼んでいたんですね。そのシーンで、おばあちゃんは「ちいせえ頃にはわしにも見えた」といっています。
小さい頃には見えて、年をとると見えなくなるまっくろくろすけは、どこか懐かしいこの物語にピッタリですね。
余談ですが、このまっくろくろすけは「千と千尋の神隠し」に登場するものと同じ存在です。宮崎駿監督のお気に入りキャラクターなのでしょうか。
この小さな黒い生きものたち、『となりのトトロ』でメイとサツキが「マックロクロスケ」と呼んでいた不思議な生き物と同じ仲間です。カンタのおばあちゃんは「ススワタリ」と呼んでいました。本作でもこのように印象的な場面で再登場した「チビ」たちは、宮崎駿監督のお気に入りなのかもしれませんね pic.twitter.com/VlUboPy2Vs
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 7, 2022
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【トトロ】おばあちゃんのセリフはどこの方言?
カンタのおばあちゃんは、少しクセのある方言を話しています。
どこの言葉なのか気になりますが、おばあちゃんの出身などは映画の中で触れられていません。
「となりのトトロ」の舞台とされている埼玉県の所沢市の昔の方言なのでしょうか…。詳しいことはわかっていません。
【トトロ】おばあちゃんの名シーン・セリフ
「となりのトトロ」に登場するカンタのおばあちゃんの名シーンやセリフをご紹介します。
物語にかかせない場面や、おばあちゃんのおっかない面も見ることができますよ。
1.まっくろくろすけについて話すシーン
最初におばあちゃんが草壁家の引っ越しの手伝いをしているときのシーンです。
おばあちゃんの「自分も幼い頃には見えていた」という話が、この作品の導入をより面白くしています。
このセリフがあるからこそ、子どものときにしか見えないトトロやまっくろくろすけ。というイメージがより深くなっていますよね。
2.カンタに怒るおばあちゃん
おばあちゃんが孫のカンタに「カーーンターーー!!!!」と怒るシーンです。
カンタのお母さんに頼まれて、草壁家にいるおばあちゃんにカンタが荷物を持ってきます。そのときにカンタが草壁家をみて「やーーいお前ん家、お化け屋敷ーーー!」と叫んだため、おばあちゃんは怒りました。
おばあちゃんはとなりのトトロのロマンアルバムによると「おっかない性格」。
サツキとメイに対しては優しいおばあちゃんのおっかない一面が垣間見えるシーンでした。
3.メイを必死で探すおばあちゃん
お母さんがいる病院に行く途中で迷子になってしまったメイを、おばあちゃんは必死に探しています。
サツキがネコバスに乗ってメイのもとへ行くシーンでは、途中で「メーーーイちゃーーーん!」と大きな声で呼びかけてさがしているおばあちゃんを見ることができます。
孫のように思って、メイを探してくれていたのかもしれません。
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【トトロ】おばあちゃんの声優は北林谷栄さん
おばあちゃんの声をつとめているのは北林谷栄さんです。
なんと、若い頃から老婆役を得意としていたそう。じつは「風の谷のナウシカ」の大ババ役のオファーもあったそうですが、スケジュールが合わずに辞退していました。
カンタのばあちゃん役の北林谷栄さんは、若い頃から老婆役を得意とした名女優。「風の谷のナウシカ」の大ババ役をオファーした際はスケジュールが合わず、今回が念願の出演となりました。第一声から役作りが完璧で、宮崎監督を「のけぞった!」と笑顔にさせたと言います。→続く pic.twitter.com/8aZof4dbxW
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 17, 2018
「となりのトトロ」で初出演することになりましたが、第一声から役作りがカンペキで宮崎駿監督を「のけぞった!」と思わず笑顔にさせました。声優として、とても実力のある方です。
【トトロ】おばあちゃんの名シーンを見るならツタヤディスカスがオススメ
物語にかかせない存在のおばあちゃん。
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>>【必見】ツタヤディスカスの評判や口コミを徹底調査!メリット・デメリットから解約方法まで全て解説
【となりのトトロ】カンタのおばあちゃんは姉妹を優しく助ける存在
「となりのトトロ」に登場するカンタのおばあちゃんは、お母さんが入院で不在中の草壁家を優しく助ける存在です。
田舎での生活ノウハウを教えたり、姉妹を気にかけたりなど、サツキやメイはおばあちゃんの優しさにかなり助けられていました。
どこか懐かしい、昔ながらのおばあちゃんの温かみに触れられる「となりのトトロ」。
あらためて見ると、以前よりも懐かしさを感じると思いますよ。ぜひ映画で、おばあちゃんの魅力をお楽しみください。
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