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知ってた?「耳をすませば」その後の展開を知って何倍も面白くなる!

ジブリ映画の名作「耳をすませば」には劇中プロポーズのシーンがとても印象的だったと思います。

向原中学3年生の天沢聖司と同じく3年生の月島雫のプロポーズシーンは中学生という若さでありながら、素敵だ!と心を打たれた人も多いのではないでしょうか。

残念ながら劇中では卒業後や結婚のシーンが描かれていませんでしたが気になりますよね。

実は、耳をすませばのその後はいくつか存在するのではないかといわれています。

今回は耳をすませばその後に注目して、存在しているいくつもの仮説をご覧ください

この記事を読むことで何倍も「耳をすませば」の作品の魅力に触れることができます。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

>>『耳をすませば』キャラクター紹介!豪華声優陣情報も!

目次

耳をすませばその後として語られる説1:2人は結婚した 

出典:スタジオジブリ

耳をすませばの劇中では視聴者の心をつかみ、印象に残ったシーンがプロポーズのシーンでした。 

聖司「俺… 今すぐってわけにはいかないけど、俺と結婚してくれないか?」 

雫「うん。」

と返事をもらい将来を約束した2人。 耳をすませばのプロポーズシーンを見た私たちからすると、お願いだから結婚してほしい!と思うのが本音ですよね。

そして、ファンの間では2人はそのまま結婚したのではないかという説があります。というのも、聖司の言葉に注目してほしいのです。

聖司の「今すぐってわけにはいかないけど、」という前置きとなる言葉は脚本を手掛けた宮崎駿が「聖司がただ雫に『好きだ』というだけじゃ弱い」という理由から付け加えたものでした。

この言葉から物語を作った宮崎駿も2人の未来を見ていることが感じられます。また、耳をすませばの近藤喜文監督はプロポーズシーンについては「あの白いモヤの向こうを見据えて、2人で歩き出そうとする決意」を表していると発言しています。

そして、プロポーズの言葉にはもう1つ意味があるとされています。近藤喜文監督は「最近の若い人の付き合いが浅薄な印象を受けるので、もっと自分の気持ちを素直に出したらいいのにという想いから生まれた言葉である」と話しています。

いろいろと考えて悩み、自分の思いを伝えられない現代の若者へのエールとなる言葉と考えられますね。

そう思うと聖司と雫2人の未来も素直に思いを伝えていくことでうまくいくのではないかと想像したいです。 

>>『耳をすませば』の名言17選!心がじんわりあたたかくなるセリフ達

耳をすませばその後として語られる説2:2人は破局した 

物語の中で聖司は「中学を卒業したらイタリアのクレモナという町のバイオリン製作学校へ行きたい」と発言しています。

バイオリンの音色を美しくするには職人の専門知識や伝統技術に大きく関係するのです。そのため、聖司はクレモナにある有名な弦楽器製作学校で相当な勉強をすることが予想されます

劇中では聖司が「俺… イタリアへ行ったら、お前のあの歌、歌ってがんばるからな。」という言葉に対し雫は「私も…」と会話していますが、2人はまだ中学3年生。

14・15歳という若さから考えても2人の関係がこれからもずっと長く続いていくのは難しいのではないか?と推測されているようです。

また、雫の声を担当した声優である本名陽子さんの言葉はジブリファンに衝撃を与えました。

「(聖司と雫は)すぐわかれると思います。聖司がイタリアに染まって凄いチャラい感じになってたらいやですよね、ちょうど(中学生だから)変化の時期で」と発言。

確かに聖司も雫もこれから高校生になり、中学生のころとはガラリと考えや価値観が変わることも予想されます。

なんとか結婚してほしいと視聴者は思いますが、雫の声優さんの言葉は本当にそうなるのではないかと思えてショックですよね。 

耳をすませばその後として語られる説3:遠距離恋愛から心変わりした 

耳をすませばの作中において、その後の2人には厳しい遠距離恋愛が待っています

イタリアに留学に行った聖司と日本に残った雫、相当な距離があるので2人が心変わりしても不思議ではありません。

聖司の顔立ちは整っていて、高校生になると女性から言い寄られることも想像できます。また、雫も同じく中学の時にも同級生から告白されるシーンもあったほどなのでモテるでしょう。

まだ若い2人が遠い距離を超えてたった1人と恋愛を続けられることはそう簡単ではありません。なので、遠距離恋愛から2人が他の人にそれぞれ好意を持ってしまうことも想像できるのです。 

耳をすませばその後として語られる説4:完結していた原作に変更点があった 

出典:スタジオジブリ

ジブリオリジナル作品だと思われがちな「耳をすませば」ですが、原作は少女漫画雑誌「りぼん」に掲載されている漫画でした。原作者は柊あおい先生で、1989年から掲載されています。 

なんと映画では原作の少女漫画での設定をいくつか変更して製作されているのです。 

  • 原作では雫・聖司ともに中学1年生だった 
  • 原作では雫は一軒家で暮らすが、映画では団地になっている 
  • 聖司の夢はバイオリン職人ではなく、画家だった 
  • 聖司の夢がバイオリン職人ではないので、雫が歌うシーンも描写されない 
  • 聖司には兄(航司)がいる 
  • 雫の姉は原作では高校1年生でおっとりした性格 
  • 雫の姉(汐)と聖司の兄(航司)は恋人 
  • 原作では黒猫ムーンとその姉猫ルナが登場するが、映画では太った猫として描写されている 

これらの変更は宮崎駿が原作を読んだ上で、「ごくありふれた少女漫画のラブストーリーでしかない」と感じたためです。

宮崎駿は変更点を加えることで、よりリアリティーを持った作品にしたかったのだと発言。中学1年生よりも進路というタイムリミットがある中学3年生だからこそ、真剣に悩んで恋愛でも相手にぶつかっていけますよね。耳をすませばのその後をよりリアルに想像ができる設定変更だと言えます。 

>>「耳をすませば」には原作があった!?映画版との違いを徹底解説

耳をすませばその後として語られる説5:エンドロールで楽しそうにしていた2人 

出典:スタジオジブリ

劇中では雫に告白してあっさりフラれてしまった杉村を覚えていますか?

「俺のことキライか? つきあってる奴がいるのか?」と思いを伝えた杉村に対して

雫は「つきあってる人なんかいないよ。でも…ごめん!」と恋愛対象ではないと断ります。

フラれてしまった杉村ですが、なんと別の人とエンドロールで進捗がある気配を漂わせていました!雫の親友でもある夕子です。

夕子は雫と仲が良い野球部の杉村に好意を寄せていましたが、杉村は雫が好きだったので劇中ではうまくいかなかったのです。ですが、耳をすませばのエンドロールには夕暮れ時に誰かを待つ夕子の姿が映し出されていました。

少し待っていると杉村がやってきて、何か会話をしています。2人で会話をしながらそのまま楽しそうに歩いていく姿が描かれていました。

近藤喜文監督は本編では雫と聖司に焦点をあててしまって、夕子と杉村に触れる時間がつくれなかったためエンドロールで楽しくやっているよということを表現することにしたんだとか。

2人の関係は定かではありませんが、その後の展開として、この2人が付き合うという流れも想像してしまいますよね。

>>耳をすませばのキャラがウザくて嫌い?名作なのに嫌われる理由やファンの意見!

耳をすませばその後として語られる説6:原作続編では結婚する?  

出典:スタジオジブリ

「耳をすませば」の続編である『幸せな時間-耳をすませば』では中学生最後の夏を過ごす雫が主人公です。

なので、残念なことに聖司との結婚シーンまでは描写されていません。ですが、作中での雫の言葉が印象的なので紹介させてください。

雫は、「もし聖司がどこか遠くに行くって言っても たとえそうなったとしても… 聖司と私が同じ想いなら… きっと道はどこかでつながっていると思ってる」と発言しているのです。

雫のセリフから2人の幸せな未来を想像できると言えます。

2人がそれぞれイタリアと日本にいることを選んでも、思いが同じであれば一緒にいることが雫にとっては理想の未来なんだなと感じることができますね。

耳をすませばファンとしては原作で2人が結ばれるところまで見たいという期待が大きかったですが、2人のこれから続いていくだろう未来を想像できるのは魅力的です。 

耳をすませばその後として語られる説7:実写映画化でも結ばれる2人  

出典:スタジオジブリ

2020年に公開予定だった「耳をすませば」実写映画ですが、現時点でも公開されていないようです。(2022年3月時点)

実写映画ではアニメや原作の世界が10年経過した設定で製作されるのだとか。耳をすませば原作者である柊あおい先生も実写映画化には一切かかわりを持たず、完全オリジナルストーリーと話題を呼んでいます。

実写映画の中では大人になった雫が児童小説の編集長になり、聖司は24歳で海外で夢を追い続け2人の距離はいつの間にか空いてしまっているというあらすじ。

雫は小説家になるという夢を諦めてしまって、毎日本を売ろう!と必死になっているというところに、少し悲しさも感じます。

しかし、ジブリ映画のようなピュアな2人をまた見たいなと思いますね。10年たっても2人は結ばれるのか?公開が気になります!原作やジブリ映画が好きで続きが気になるという方は是非観てくださいね。 

耳をすませばのその後の展開は、結婚からお別れまで様々な説があった

出典:スタジオジブリ

耳をすませばその後の展開をいくつも紹介させていただきました。残念ながら原作やジブリ映画では卒業後が描かれていないのが事実です。

いろんな説が存在していますが視聴者からすると雫と聖司の2人の関係がうまくいってほしいなと思います。

実写映画はまだ公開されていないのですが、2人の10年後が描かれているのはとても楽しみです。今回の記事で耳をすませばがもっと好きになっていただければ嬉しいです。 

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