ワンスアポンアタイムインハリウッドネタバレあらすじ結末ラストまで!カンヌ映画祭で拍手喝采の話題作

今回は、アートシアター系からB級映画ファンまで幅広く魅了する「永遠の映画青年」、クエンティン・タランティーノ監督の新作、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画のネタバレあらすじ結末ラスト詳細! ということでご紹介していきます。

カンヌ映画祭では、上映後約6分に及ぶスタンディングオベーションが起きたという本作、もちろん前知識なしでも楽しめますが、皆さまにはぜひ、1969年にLAで起きたシャロン・テート殺害事件の予備知識を持って観て欲しいと思います。

1969年8月9日未明、ロマン・ポランスキー監督の妻にして女優、当時26歳で妊娠8か月だったシャロンは、カルト集団マンソン・ファミリーの三人組によって無慈悲に惨殺されました。本作はこの事実を踏まえた映画ですが、ただし、実際に起きた事件を再現しているわけではありません。タランティーノ監督は彼ならではのやり方で、この悲劇を「リライト」しているのです。

それでは、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画ネタバレあらすじ結末ラスト詳細について、キャストや作品情報を織り交ぜながら見ていきましょう。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画の作品情報とキャストを確認!

作品情報

・監督:クエンティン・タランティーノ
・脚本:クエンティン・タランティーノ
・製作:クエンティン・タランティーノ、デヴィッド・ハイマン
・映画公開日:2019年8月30日

キャスト:リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)クリフ・ブース(ブラッド・ピット)

シャロン・テート(マーゴット・ロビー)ロマン・ポランスキー(ラファル・ザビエルチャ)

ジョージ・スパーン(ブルース・ダーン)、マーヴィン・シュワルツ(アル・パチーノ)

ランディ(カート・ラッセル)、リネット・フロム(ダコタ・ファニング)

スティーブ・マックイーン(ダミアン・ルイス)、スコット・ランサー(ルーク・ペリー)

ジェイ・セブリング(エミール・ハーシュ)、ブルース・リー(マイク・モー)

なんといっても、この豪華キャストは圧巻です。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという二大スターの競演に加え、マーゴット・ロビー、アル・パチーノ、カート・ラッセル、ダコタ・ファニングと、主演級俳優が続々登場します。

実在した俳優や映画監督が多数登場するのも見どころです。特にダミアン・ルイス演じるスティーヴ・マックイーンは本人そっくり! 映画ファンにはたまりません。

そして、タランティーノ監督といえば洒落た音楽。本作はヒッピー・ムーブメント最高潮の1969年が舞台とあって、当時のファッションや60年代のポップソングがたっぷり盛り込まれています。

華やかな、古き良き時代のハリウッドを舞台に炸裂する、タランティーノ監督渾身の映画愛。それが本作、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドです。

ワクワクしながら、さっそくストーリーを見ていきましょう。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画のあらすじ〜リックとクリフという男

出典:eiga.com

映画は、モノクロのTVシリーズ「賞金法」のクリップで始まります。主人公の賞金ハンターを演じるのはリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)。

インタビュー映像では、リックが自分のスタントマン、クリフ・ブース(ブラッド・ピット)を紹介します。「二人は親友なんですね」のインタビュアーの言葉に、「そうありたいと思ってるよ」と笑顔で返すクリフ。モノクロのクリップは終了します。

さて、時は1969年の2月8日。TVシリーズ「賞金法」もすでに終わり、歳を取ったリックのキャリアは下り坂です。アル中で免許剥奪されているため、クリフが彼の運転手をつとめています。

この日リックはプロデューサーのマービン・シュワルツ(アル・パチーノ)とレストランで会い、火炎放射器でナチスを燃したシーンのことや(火炎放射器は撮影後リックが引き取りました)、今は「ランサー」シリーズで悪役をやっていることなどが話題に上ります。

マービンがリックに、ローマへ行ってスパゲティ・ウェスタンを撮るよう奨めたため、レストランを出たリックはクリフに「おれは落ち目だ」とこぼし、涙ぐみます。そんなリックに、クリフは「そんなに悪い話じゃないだろ」と慰めの言葉をかけます。

二人がリックの自宅に戻ると、最近隣に越してきたロマン・ポランスキー監督と新妻シャロン・テートの姿が見えます。「おい、『ローズマリーの赤ちゃん』のポランスキー監督だよ」と興奮し、自分のキャリアの役に立つかも、と考えて機嫌を直すリック。

その夜、リックは「ランサー」のセリフを一人で練習し、クリフは自分のトレイラーに戻って愛犬のブランディと一緒に夕食を取ります。

同じ頃、ポランスキー監督は妻のシャロンとともにプレイボーイ・マンションのパーティーに出席し、友人のジェイ・セブリング(エミール・ハーシュ)、スティーブ・マックイーン(ダミアン・ルイス)達と合流します。

踊るシャロンを眺めながら友人達は、シャロン、ポランスキー監督、ジェイの微妙な関係を噂します。「シャロンの好きなタイプって、才能があって背が低い、12歳の少年みたいな男よね」

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画のあらすじ〜過去の苦い想い出

出典:eiga,com

翌日2月9日。クリフがリックを撮影所に送り、スタントの仕事がないか聞いてくれと頼みますが、今日のスタント・コーディネーターはランディ(カート・ラッセル)なのでダメだ、とリックは答えます。

ここで過去のフラッシュバックーー

以前リックがランディにクリフを使うよう頼んだ時、ランディはクリフが妻を殺した男だからイヤだと渋ったのですが、そんな噂はデタラメだと頼みこみ、なんとか仕事をもらいました。

ところが撮影現場でクリフがブルース・リーを笑ったせいで、二人は決闘を始めます。そして乱闘中に、クリフがブルース・リーを投げ飛ばしてランディ夫人の車をへこませたため、クビになってしまったのです。

さて、クリフがリックの家の屋根に上ってTVアンテナを修理していると、隣のポランスキー家に、チャールズ・マンソンと名乗る男がやってきます。前の住人を訪ねてきたマンソンに、今はここに住んでいないとジェイが説明すると、マンソンは部屋から覗いているシャロンに笑いかけ、手を振って帰っていきます。

シャロンは彼女が出演している「レッキング・クルー」を上映している地元の映画館に行き、自分は映画の出演者なのと言って、マネージャーに中に入れてもらいます。チケット係の写真撮影にも愛想良くこたえた後、自分の映画を観ながら、周囲の観客たちが笑いさざめく反応を楽しむのでした。

リックは「ランサー」出演のためメイクを終え、空いた時間に読書をしようとセットに腰かけます。そしてそばにいた女の子と会話しますが、女の子があまりにしっかりしたメソッド女優なのに驚いて、尋ねます。「君はいくつだ、12歳か?」「8歳よ」

この女優トルディ(ジュリア・バターズ)に、読んでいるウェスタン小説の内容を聞かれたリックは、主人公が歳を取って役立たずになる、と説明しながら、自分の境遇に重ね合わせて、まためそめそ泣き始めます。そして8歳のトルディに、「大丈夫よ」と慰められてしまいます。

やがて撮影が始まり、リックは飲酒のせいでセリフを何度もとちってしまいます。スタッフに呆れられ、自己嫌悪に陥ったリックは自分のトレーラーに戻って荒れ狂い、泣き、もう二度と酒を飲まないと自分に誓うのでした。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画のあらすじ〜牧場での災難とリックの涙

出典:eiga.com

その頃、クリフは帰宅途中にプッシーキャットと名乗る女性ヒッチハイカーを拾い、かつてリックとクリフが撮影したことがあるスパーン牧場まで送り届けます。そこはほとんど女性ばかりの、ヒッピー達のたまり場と化していました。リーダーはチャールズ・マンソンという男で、その時は不在でした。

クリフが牧場主のジョージに会いたいと言うと、「昼寝の最中だからダメよ」と全員が強く反対します。その態度に不信感を抱いたクリフは、強引に家に上がってジョージを起こします。しかし盲目のジョージはクリフが誰か分からず、「あのヒッピーたちに利用されてるんじゃないか」というクリフの問いにも、そんなことはないと答え、また眠ってしまいます。

クリフが外に出ると、男のヒッピーが彼の車のタイヤをナイフで切り裂いています。怒ったクリフが「これはおれのボスの車だ。直せ」と言っても、男はニヤニヤ笑いながら「ファック・ユー」。

クリフは無言で腕を振り回し、男の顔面に鉄拳をめり込ませます。男の体は高々と宙を飛んで地面に転がり、鼻が折れて顔は血だらけです。女ヒッピー達が茫然とする中、クリフは男の顔面を更に数回殴りつけ、再び「直せ」。

男は鼻血をだらだら流しながらタイヤを交換します。ヒッピー女があわててリーダー格の男テックスを呼びに行きますが、テックスが来た時、クリフの車はすでに走り去った後でした。

さて、撮影所ではリックが「ランサー」の次のシーンを撮影中。少女を人質にとってスコット・ランサーと駆け引きする場面ですが、今回リックは素晴らしい演技を見せて監督に激賞されます。少女役のトルーディにも「これまでの人生で見た最高の演技だったわ」と褒められ、リックは嬉しさのあまり涙ぐんでしまいます。

クリフが迎えに来て、二人はリックの家に戻ります。そして一緒にビールを飲みながら、リックが出演したTVドラマ「FBI」を観て過ごすのでした。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画のネタバレあらすじ〜8月8日・運命の日

出典:eiga.com

6カ月後。リックはクリフとともにローマへ飛び、マービンの紹介でセルジオ・コルブッチのスパゲティ・ウェスタン映画にいくつか出演します。帰国時、リックの隣にはイタリア人の妻フランチェスカがいました。

リックはクリフに、結婚もしたし、もう君を雇い続けられなくなった。家も売ってミズーリに帰ろうと思う、おれのキャリアはもう終わりだ、と告げます。クリフは先のあては何もありませんが快く了解し、その夜は二人で飲み明かすことにしました。

そして、運命の1969年8月8日の夜がやってきます。

その夜、ポランスキー家には妊娠8カ月のシャロンとジェイと、その友人たちが集まっていました。ポランスキー監督は仕事で不在です。リックはクリフと一緒に夜中近くに帰宅、イタリア人妻のフランチェスカは時差ボケで寝ています。

クリフは麻薬入りたばこを吸ってハイになり、愛犬ブランディを連れて散歩に出ます。ちょうどその時、マンソン・ファミリーのテックス、ケイティー、セイディー、フラワーチャイルドの四人を乗せた車が、駐車場に入ってきます。マンソンの指示で、ポランスキー家を皆殺しにしに来たのです。

すると、その車のアイドリング音がうるさかったため、頭に来たリックが家から出てきて四人を怒鳴りつけます。「さっさと出ていけ、ヒッピーのクズどもが!」

その剣幕に圧倒された四人はいったん引き上げますが、今のが「賞金法」のリック・ダルトンだったことに気づきます。四人はダルトン家を血祭りに上げることで意見が一致し、歩いてこっそり戻ってきます。フラワーチャイルドが直前で怖気づいて逃げ出したため、残る三人がダルトン家に忍び込むのでした。

※以下から結末までネタバレしています。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画のネタバレあらすじ結末ラストは?

出典:eiga.com

ちょうどその時、家の中では散歩から戻ったクリフが、ブランディのためにドッグフードの缶詰を開けようとしていました。

ヤクでハイになっているクリフは、侵入したテックスに銃を突きつけられても「君ってリアル?」などと言って笑っています。ケイティーとセイディーはナイフを構え、眠っているフランチェスカを起こして連れてきました。

ついにテックスがクリフを撃とうとした時、クリフの合図でブランディが牙を剥き、目にも止まらない速さでテックスに襲いかかりました。腕に噛みつかれたテックスは銃を落とし、次に股間に噛みつかれて絶叫します。

セイディーはナイフを振りかざしてクリフに飛びかかりますが、クリフはドッグフードの缶詰を彼女の顔面に叩きつけます。ざっくりと顔が切れ、セイディーは悲鳴を上げて転倒。続いてブランディに噛みつかれると、叫びながらガラス窓を突き破って外へ転がり出ます。

その時外のプールには、まったりリラックスして音楽を聴いていたリックがいました。仰天したリックがあわててプールから出る間、血まみれで目が見えないセイディーは、プールの中で銃を乱射しています。

一方、部屋の中ではケイティーとクリフがもみ合い、クリフの腰にナイフが突き刺さります。クリフはそれをものともせずにケイティーの顔面を壁や柱に叩きつけ、彼女はピクリとも動かなくなります。が、その後クリフは力尽きて倒れてしまいます。

リックは火炎放射器を持ってプールに戻ります。そしてヒステリックに銃を乱射するセイディーに向けて炎を噴射、彼女を火だるまにします。こうして、マンソン・ファミリーの刺客は全員返り討ちにあいました。

警察がやってきて、ケガをしたクリフを救急車に乗せます。「君はおれの親友だ」と声をかけるリックに、「そうありたいと思ってるよ」と笑って答えるクリフ。リックは去っていく救急車を見送ります。

一人たたずむリックに、隣の家からジェイが何事かと尋ねます。事件の話をインターホン越しに聞いたシャロンは「まあ怖い!」と呟き、リックは「大丈夫です。もう終わったんです」と言います。

シャロンはリックを家に招待し、リックは喜んでそれを受けます。こうして隣同士だったリックとシャロンは、ようやく顔を合わせて、笑顔で挨拶をかわすのでしたーー

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画の感想と評価まとめ

タランティーノ監督がハリウッドに捧げたオマージュ、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド。

リックとクリフはタランティーノ監督の分身とも言われますが、より正確には、タランティーノ監督の限りない映画への愛が、人の形となって現れたキャラクターではないでしょうか。

痛快で、荒っぽくて、間が抜けていて、どこか情けなくて、しかし勇気と男気に満ちた愛すべき男たち。時にダメ男のように見えながらも、彼らはまぎれもないヒーローです。

なぜなら、彼らはタランティーノ監督の手によって1969年のハリウッドに放たれ、このもう一つの歴史の中で、あのシャロン・テートの悲劇を未然に防いだのですから。ラストシーンに登場するシャロンの輝く笑顔を、私たちは決して忘れないでしょう。

笑いと茶目っ気でいっぱいの本作ですが、「かつてハリウッドで」というタイトルに込められたタランティーノ監督の願いに思いをはせる時、この映画の静かで穏やかなラストシーンが、これ以上ないほど感動的に思えてきます。

では今回は、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド映画のネタバレあらすじを結末ラストまでにお話しました。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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