今回は崖の上のポニョのリサは死んだ?最後のセリフに名前呼び捨ての理由!という事で、小さい子でも覚えやすい主題歌に、見た目が愛らしいポニョ、そして宮崎駿監督が原作、脚本、監督のすべてを担当したのが「千と千尋の神隠し」以来7年ぶりの作品ともあって、話題となりました。
内容は宗介とポニョの可愛らしいラブストーリーではありますが、物語を進めるにあたって重要な立場にいる宗介のお母さんのリサについて、今回は紹介します。
では早速崖の上のポニョのリサは死んだ?最後のセリフに名前呼び捨ての理由について確認していきましょう。
Contents
崖の上のポニョのリサとは?
リサが歌っているのは、「となりのトトロ」のテーマ曲「さんぽ」のワンフレーズ。やっぱりトトロが好きなんでしょうか!? #kinro #崖の上のポニョ #ポニョ #ジブリ pic.twitter.com/ilLnF91H3V
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2017年9月22日
リサはご存知の通り主人公のひとりである宗介のお母さんです。
ショートカットがトレードマーク。服装もTシャツにパンツというラフな格好をしており、行動もとてもテキパキとして、かなり男勝りな性格をしています。
ただ、持っている性格は優しく、いつも一人っ子の宗介のことを一番に考えています。また、初対面のポニョに対してもまるで自分の子供のように接する愛情の深さが伺えますね。
また、宗介が通う保育園の隣にあるデイケアサービスセンターの「ひまわりの家」に勤務しており、職員、入居者さんからも信頼が厚いのも観ていて分かります。
夫である耕一は貨物船の船長をしているため、家に帰ってくることはあまりありませんが、モールス信号で会話をしたりしています。
夫婦仲は寧ろ良いほうで、耕一が帰ってこれなくなるだけで不貞腐れたりモールス信号で「バーカ!バーカ!」と文句を言ったりする可愛らしい一面もあります。
崖の上のポニョのリサは死んだの?
出典元:https://pics.prcm.jp/
結論から言うと、リサが死んでいるかは本編では明らかにされていません。
というのも、崖の上のポニョは死後の世界を描いているとファンの中では言われています。作中の音楽制作を担当している久石譲さんは「死後の世界や輪廻、魂の不滅などを取り入れつつも、子供達に理解してもらう音楽を作るのに苦戦した」とインタビューで答えていたのが、そう言われるきっかけとなりました。
そして、ポニョのモデルは北欧神話であるワルキューレの物語と人魚姫の物語を合わせたものとも言われています。
ワルキューレは生きる者と死ぬ者を定める姉妹の軍団で、長女はブリュンヒルデという名前です。
ポニョの本当の名前も「ブリュンヒルデ」といい、ワルキューレと同じく妹たちがいます。物語が大きく動くのがポニョの暴走した魔力から激しい嵐を起こし、街が津波にのまれてしまうシーンからです。
嵐が落ち着いたのを見計らってリサは車で自分の勤務先である「ひまわりの家」へ様子を見に行ってしまいます。
次の日、リサを追いかけるために宗介とポニョがひまわりの家へ向かい、その道中で車内が荒れ果てたリサの車を見つけます。このリサの車を見つけるシーンですが、とてもたった1日経過したとは思えないような荒れ方をしているのです。
ひまわりの家は海底に沈み、クラゲドームに覆われ、リサとポニョの母親であるグランマーレが話しているのを見たひまわりの家の入居者たちは「リサさんも辛いだろうに」と呟きます。
この一連のシーンでクラゲドームの中はもうすでに死後の世界であり、リサも死んでいて「宗介だけでも生き残ってほしかったのに死後の世界に連れてこられてしまうのが母親としては辛いのでは?」という解釈が広まっているのです。
物語の最後では宗介がグランマーレの前でどんな姿のポニョも受け入れたことにより、被害を受けていた街も元通りになり、リサやひまわりの家の入居者たちも嵐が来る前のいつも通りの生活に戻りました。
崖の上のポニョのリサの最後のセリフは何を言っている?
ポニョのリサ、素敵だな
こんな女性になりたい。 pic.twitter.com/6PIYtX3RyO— もっさん鹵 (@yz0214mo_mo) 2016年6月14日
リサの最後のセリフである「あなたも!」の後はなんて言っているか聞き取れないという方も多かったのではないでしょうか。
聞き取れない上に、物語も終盤ということで、重要な台詞なのでは?!と思った方も多いはずです。
リサの最後のセリフは「あなたも!グランマーレ!」と言っています。
ポニョが人間になる際に、グランマーレから別れ際に「リサ!ありがとう!」と言われたときに返した言葉でもあります。とはいえ、このセリフは宗介に向けて言ったわけではなくグランマーレに向けて言ったもの。
宗介へ向けて言った最後のセリフはクラゲドームで再会したときに伝えたい「今は不思議なことがいっぱい起きているけど、あとで理解できる」です。
足が不自由だった入居者さんたちが元気に走り回っていたり、海底にいるのに普通に呼吸ができていたり、宗介の視点では「何故こうなっているのか」が理解できていません。
しかし、リサの視点では「このような理由でこうなっている」と理解し、なおかつ自分自身納得できている状況だからこそ言えた台詞だと感じました。
あえて率直に言わないのも、リサなりの優しさなのかもしれません。
崖の上のポニョで宗介が両親の名前呼び捨ての理由とは?

作中で宗介が母親であるリサのことを「リサ」、父親である耕一のことを「耕一」と呼んでいるのに違和感を感じた方も多いのではないでしょうか。
他のジブリ作品でも両親を名前で呼んでいる主人公はいませんし、普通なら「お母さん」「お父さん」と呼びますが、呼び捨てで呼ばれているリサも宗介に対し特に注意するシーンも見当たりません。
これはおそらくリサの教育方針なのではないかと思います。
現に両親のことを名前で呼んでいる家庭も少なからず存在していますし、宗介自身もふざけたり見下すような口調で呼んでいるわけでもありません。
「お母さん」「お父さん」と呼んでいるから親子関係に優劣があるというわけではなく、宗介に両親を名前で呼ばせることによって対等な立場であることを認識させ、「母親」「息子」ではなくあくまでも1人の人間として接することで尊重し信頼しあえる関係を築いているのだと思います。
本編を観ていても、リサ自身、宗介のことを子供だからといって甘やかしたりするシーンは見当たりませんし、耕一は宗介のことを自慢の息子だと思っています。
むしろリサも耕一も、宗介のことを1人の人間として考え、信じているからこそ宗介のやりたいことや思ったことに頭から反対することはせず、背中を押しています。
一見親子には見えないかもしれませんが、お互い名前で呼び捨てにしあうリサと宗介のような関係も、新しい親子の形なのではないかと思います。
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出典:eiga.com
崖の上のポニョのリサは死んだ?最後のセリフに名前呼び捨ての理由についてまとめてきました。
クラゲドームに向かう前にリサを追いかけてきた宗介が、涙を堪えながらリサの名前を呼び続けて探すシーンは何度観ても心にくるものがあります。
可愛らしい絵のタッチから宗介とポニョのラブストーリーではありますが、家族の愛も感じながら正反対とも言えるキャッチコピーの「生まれてきてよかった」の意味を改めて考えさせられる奥の深い物語です。
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